GDPデフレータの推移


・図を見るとわかるように、
*1975年から1980年にかけての,GDP構成項目のデフレータの動きが、”正常”なものである。すなわち消費関係のデフレータの伸びがGDPデフレータの伸びより高く、逆に投資関係のデフレータの伸びがGDPデフレータの伸びより低い。ただし輸入デフレータの伸びが高いのは、第2次石油危機の影響によるものだろう。
*輸出入デフレータは、輸出デフレータのプラスの伸びがGDPデフレータにはプラスに利くが、逆に輸入デフレータのプラスの伸びは,GDPデフレータにはマイナスに利くことに注意する必要がある(GDPへの貢献はEXC-MCで利いてくるため)。
*1980年以降、輸入デフレータの伸びは1990年代前半まで大きくマイナスにふれる。これは、急速な円高と原油価格の安定などによるものだろう。このマイナスは,GDPデフレータには、プラスに利くことになる。なお1995年以降は、変化率がプラスに転じる。
*民間消費デフレータは、徐々に伸び率を落とし、1995年以降マイナスに転じる。失業の増加などによる、消費の伸び悩みが影響しているのだろう。他方で設備投資デフレータは、1990年以降マイナスの伸びを示す。これにはIT革命の影響が大きいと思われる。